エビデンスとはなにか?
- Masayuki MASUDA
- 8月9日
- 読了時間: 2分
疫学の専門家で医師の佐々木先生の著書『佐々木敏のデータ栄養学のすすめ』を読んだ。
佐々木先生の言葉を借りると,疫学とは「人の集団を対象として,健康に関するデータを測定,収集し,整理・分析することで健康状態の実態を明らかにして,問題の所在やその原因,解決方法を探り,有効な改善策や解決策を提案するための科学」だとされる。
僕の関心やヒトや組織である。上記の「健康」という言葉を,「能力開発」に置き換えれば,そのまま自分の研究関心になる。
分野こそ異なるが,そこから学ぶことができる理由がわかるだろう。対象こそ違えど,やろうとしていることはほぼ同じなのである。
疫学も経営学も科学である以上,データに基づいたエビデンスが必要になる。このエビデンスという言葉は,ビジネスパーソンも日常的に使用しているのではないか。
このエビデンスとはなにか?
本書では「科学的な方法でデータを収集し,整理・分析し,確認した事実のこと」であるとしている。
それでは,ビジネスの世界ではエビデンスを十分に活用できているか。つまり,科学的な方法でデータを収集し,整理・分析し,確認した事実を仕事に生かすことができているか。
もちろん,すべてのビジネス上の意思決定にエビデンスが伴うわけではない。経験と感と度胸で困難な意思決定が行われることが多いだろう。しかしこれからもそのままでいいのだろうか。
僕自身が,ビジネスパーソンの能力開発に取り組み続けたいと思っているのは,このためである。自らの能力を開発することで仕事を高度化して,自分も組織も幸せになってほしい。

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