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小さなまったく苦労のない習慣が大きな結果を生む
「 メモをとれば財産になる 」は,ドイツの社会学者ニクラス・ルーマンが開発した知的生産の方法について書かれたものである。 その名をツェッテルカステンという。メモ(Zettel)に記録し,それらを相互にリンクさせて箱(Kasten)に整理して新たな発想を生み出すのである。...
Masayuki MASUDA
5 日前読了時間: 3分


勉強するとキモくなる(がそれでいい)
「 勉強の哲学 来たるべきバカのために 」 は冒頭からとても面白かった。 著者は、勉強とは自己破壊で、勉強はむしろ損をすることだと思え、と言っている。一般的なアドバイスと正反対でいい。 なぜ損をするのかというと,勉強とは,かつて「ノっていた自分」をわざと破壊するので,結果と...
Masayuki MASUDA
10月5日読了時間: 1分


本をしっかり読むことにとらわれすぎない
「 読んでいない本について堂々と語る方法 」 が前から気になっていたが,ついに書店で立ち読みすることができた。 僕などは,もともと読むスピードも理解のスピードも遅くて,何度も返り読みしないと頭に入らないタイプだ。なので,たくさん読もうと思ったら,いちいち精読なんてしていられ...
Masayuki MASUDA
9月28日読了時間: 2分


いろいろな動機があっていい
「おとなの小論文教室。」 という本がある。 著者は長くベネッセコーポレーション小論文編集長を務め、高校生の考える力・書く力の養成に尽力してきた方である。 「考えることはすなわち『問い』を発見することである」として、考える方法を教えてくれる。...
Masayuki MASUDA
9月21日読了時間: 1分


自分の能力を開発することを辞めたくない人に
「 サバイバル英文読解―最短で読める! 21のルール 」 を手にとったのはいまから7年も前だった。すいぶんとお世話になった関先生の当時の最新作だった。 それまでは,先生が受験生向けに書いている本を読んできたが,本書は完全に大人向けて書かれたものだった。...
Masayuki MASUDA
9月16日読了時間: 1分


「書き直し」のガイド
「 レポート・論文をさらによくする「書き直し」ガイド 」という本がある。 本書の切り口はとても面白い。 タイトルにあるように「書き直し」のガイドなので、修正前と修正後の例文があって、とてもわかりやすい。 著者のいうとおり自分の文章を見直していけば相当良くなるだろう。しかしそ...
Masayuki MASUDA
9月11日読了時間: 2分


異分野から学ぶ
中島亮太著『 狙って獲りにいく! 科研費 採択される申請書のまとめ方 』は,研究者たちがしのぎを削る研究費獲得のための申請書のまとめ方について書かれたものである。こうしたタイトルなので,99%の実務家は手に取ることはないだろう。...
Masayuki MASUDA
8月30日読了時間: 2分


純粋さゆえに誤解も受けやすい
OPACやオンラインデータベースが使えなかったのは誤算だったが、ほとんど人のいない図書館であれこれ本を手に取って読めたのはよかった。 そのなかで一冊だけ気楽に読めそうな本を借りてうちに帰った。今野浩著「 すべて僕に任せてください 」新潮社(2009)である。...
Masayuki MASUDA
8月23日読了時間: 1分


漢字の書き順を学ぶ
あまり日課を増やしたくなかったが、人生最後のチャンスと思って「 正しくきれいな字を書くための漢字筆順ハンドブック 第3版 」 を買って取り組んだことがある。小さいころ真面目にやらなかったせいで、漢字の筆順がまるでわかっていなかったのだ。...
Masayuki MASUDA
8月16日読了時間: 1分


エビデンスとはなにか?
疫学の専門家で医師の佐々木先生の著書『 佐々木敏のデータ栄養学のすすめ 』を読んだ。 佐々木先生の言葉を借りると,疫学とは「人の集団を対象として,健康に関するデータを測定,収集し,整理・分析することで健康状態の実態を明らかにして,問題の所在やその原因,解決方法を探り,有効な...
Masayuki MASUDA
8月9日読了時間: 2分


明確な理由がないこともある
寺沢拓敬著『「なんで英語やるの?」の戦後史 ——《国民教育》としての英語、その伝統の成立過程』 を読んだ。 この本に出会ったきっかけは思い出せないが、内容分析という手法で見事な論証がされていて思わず飛びついた。 僕はまったく知らなったが,日本における英語(外国語)は,なん...
Masayuki MASUDA
8月2日読了時間: 1分


自分レベルの出力はすませる
諏訪邦夫著「論文を書いてみよう!」 は,いまから20年も前に出版された本である。僕が買ったのは15年くらい前である。とてもよかったので2冊目を購入した。 ごく一部の人たちを除いて,普通はたくさんの文字を書くのは苦手だろう。僕もまったく同じで,PCの前で指をおいたまま固まって...
Masayuki MASUDA
7月26日読了時間: 2分


信頼の欠如がもたらす非効率
山岸俊男著『安心社会から信頼社会へ: 日本型システムの行方』 を読んだ。 本書になかで,近年注目されている人的資本という言葉が出てくる。この言葉が,広く知られるようになったのは,ノーベル経済学賞を受賞したゲーリー・ベッカー(Gary...
Masayuki MASUDA
7月19日読了時間: 2分


ヒトの学習と発達
いまから20年近く前に本書に出合った。その当時から,ヒトの学びとか学習などに興味を持っていたのである。 最初は図書館で借りて必要なところだけコピーして保管していたが,中古でとても安く売っていたので思わず購入した。当時は難しくてよく理解できなかった。...
Masayuki MASUDA
7月12日読了時間: 1分


一次史料にあたることができる強さ
磯田先生の本 は期待を裏切らない。本書は先生が古文書を読み解いて、そこから日本史の内幕に迫ったものだ。 先生はなんと15歳で古文書の解読をはじめたそうだ。その理由は、教科書のなかに知りたいと思う歴史がなかったから。つまり教科書は、政府や学者の願望ー国民のみなさん、われわれの...
Masayuki MASUDA
7月5日読了時間: 2分


批判的な精神を忘れず
「 日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか 」を読んだ。 著作権というのは、厳しく守られているもの、という印象を持っている人は多いのではないか。 僕はJASRACがなんとかした、というニュースを見るたびそれを感じてきた。 無論、著作者の権利の保護は大切だが、同時に公正な利用も...
Masayuki MASUDA
6月28日読了時間: 2分


計算方法を覚えてみる
僕はほとんど野球をみないので当然詳しくもないのだが、防御率とかクオリティスタート(QS)とかいう投手の評価法があることは知っていた。 ただ、それらがどのような計算に基づいているのかは知らなかった。 「勝てる野球の統計学-セイバーメトリクス」 を読んではじめて知った。...
Masayuki MASUDA
6月21日読了時間: 2分


プロフェッション(専門職)とはなにか?
給料をもらって働いている身として、日頃からプロらしくありたいとは思ってきたが、そもそもプロフェッションとは何のことなのか。 藤本昌代著「専門職の転職構造」 によるとプロフェッションの概念は多様な定義があって、一義的に表すことは難しいとある。...
Masayuki MASUDA
6月14日読了時間: 2分
リスキリングが難しい理由
生まれてはじめて定額学びたい放題の講座で学んでいる。 https://mmedici.co.jp/mjohnsnow 学んでいるといっても,せいぜい毎日20分である。以前から続けている英単語の勉強もあるのでそれほど時間も取れない。そもそも集中力も続かないので極めて短時間の学...
Masayuki MASUDA
6月7日読了時間: 2分


「ストーリーがない戦略」は「いけてない戦略」
いわずと知れた名著で読んだ方が多いと思う。なにせ30万部以上も売れているのである。僕は図書館をうろうろしていて,本書が目にとまったので久しぶりに再読した。 著書の楠木先生の主張は,優れた戦略は企業にとって生命線であり,戦略の優劣の基準は「そこにストーリーがあるか」ということ...
Masayuki MASUDA
5月31日読了時間: 2分
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