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地方自治体にも経営のセンスが必要
「 自治体の人材マネジメント: 経営センスある職員をいかに確保・育成し、活用するか 」は、経営体としての地方自治体の人材マネジメントについて書かれた本である。 多くのひとにとっては完全に関心の外にあるようだ。著名な研究者が書いたいい本なのに、僕が買ったときは300円もしなかった。 本書では、地方自治体にも、そこで働く職員にも、経営のセンスが必要であると書かれている。 たしかに、経営のセンスが欠如していると、自主財源(税金で集めたお金など)や依存財源(国からの補助金など)を上手に活用することができず、結果として市民生活を充実させることはでない。 地方自治体の職員を人的資源と位置づける場合の論点は、①有為な人材の発掘と、②採用後の処遇だという。 本書にあるように、人材採用の失敗は中長期的に組織を腐らせることになるし、能力や資質にみあった処遇がなければモチベーションの低下をまねく。 これは民間も変わらないのだろうが、人材の流動性が極めて低い組織ではより致命的である。とはいえ、有意な人材の採用は簡単ではない。採用活動には、当然のことながら経験と技術が必要
Masayuki MASUDA
3 日前読了時間: 2分


久遠チョコレートの挑戦
「 温めれば、何度だってやり直せる チョコレートが変える「働く」と「稼ぐ」の未来 」 は、障がい者や性的マイノリティーなど多様な人々を受けれながら、年商18億円のチョコレート屋を経営する夏目浩次さんの著書である。 夏目さんは、使えない、普通じゃない、できないなどと、日本の社会では評価されないような人たちの力を引き出して、結果を出しているすごい経営者である。 きっかけは、大学院生のころに、月給1万円で働く障がいしゃの雇用の実態を知ったことであった。しかし、福祉の世界でお金の話をするのはタブーだった。 とはいえ、資本主義社会で生きるためにはお金が必要だし、稼ぎたい、働きたいという障がい者の思いを実現する場があまりにも少なかった。 そこで障がい者の「稼ぎ方改革」のために自ら法人運営に乗り出した。当初はパン屋さんで大きな借金を背負いながら必死に仕事をした。その後、チョコレートとの運命的な出会いが あり、より稼げるチョコレート作りに打って出た。 夏目さんの人材活用方針はとにかくユニークである。ヒトが仕事に合わせるのではなく、そのヒトに合わせて仕事をデザイン
Masayuki MASUDA
3月15日読了時間: 2分


継続の困難と圧倒的な差
TOEIC®の受験を決意して2週間経った。当初はしっかり準備して本番を迎えるつもりだった。 しかし、早くも計画が大幅に遅れている。理由は、当初の想定のように問題集をやりきれないのである。1日30問取り組んで、1か月で900問くらいはできると思っていた。 丁寧にやってせいぜい30分である。 だが現実は20分(20問)もできない。仕事をして家に帰ってくると、とにかく疲れていて何もする気が起きない。なんとか毎日途切れずに細々と継続するのが精一杯だ。 情けないが、人間にとって継続が一番難しいことを実感している。わずか30分ができないのだ。それがゆえに、長期にわたって継続して努力した人が、その分野で圧倒的に差をつけることができるのだろう。 今回、新たに 最新の公式問題集 を買って自分にむちを打つことにした。投資を先行させて、なんとか継続力を維持する作戦である。 語彙、シャドーイング、TOEIC®対策と、まるで大学生のように取り組んでいる。いや大学生はもっとハードに取り組んでいるだろう。 「自分も学生時代に真剣にやっておけばよかった」という後悔は脇に置いて、
Masayuki MASUDA
3月7日読了時間: 1分


天才! 成功する人々の法則
僕自身は、天才論のようなものにまったく興味はないし、本を読んで成功者から学ぼうという気もない。 「 天才! 成功する人々の法則 」を読んで気になったところは1万時間の法則だった。最近は別の議論もあるようだが、誰でもそのくらい量的に取り組めば、当該領域で一定の専門性は身につくだろう。 いや、それどころか、かなりのレベルに達することができるはずである。 運とか、才能とかいわれると、どうしようもない気がするが、労働投入量の問題なら習慣化によってのりこえられそうだ。だから夢があっていい。 本書のなかで、米国のユダヤ人移民の職業選択の話があった。1世は縫製業で身を立て、その子どもたちからは、医師とか弁護士になったのが多いとあった。 そうやってユダヤ移民たちのなかには、社会階層を上げてっいった者たちが相当数いたのだろう。こういう発想は日本人には少ないかも知れない。社会学の研究にきっとあるだろうけれど、社会階層間の移動の問題である。 今度は立ち読みではなく、図書館で借りてもう少しゆっくり読んでみようと思う。
Masayuki MASUDA
2月28日読了時間: 1分


図書館のプロが教える〈調べるコツ〉: 誰でも使えるレファレンス・サービス事例集
書店をブラついていて出会ったのが「 図書館のプロが教える〈調べるコツ〉 」だった。そのときは買うのを我慢したが,結局アマゾンで購入した。 いろいろな疑問にたいして,図書館のレファレンス・サービスは,いったいどのようにアタマを働かせて資料なりに行きつくのだろうか。 いまならAIも活用して資料の探し方も劇的に効率が良くなっているだろう。とはいえ,レファレンスサービスの方々のお力を借りる場面がなくなったわけではない。 本書の事例集を読んで,レファレンスのみなさんの考え方がよくわかった。ただ,わかったからといって,自分自身が実践できるかというとそうではない。僕には適性がないこともわかった。 一人でも多くのみなさんに読んでほしいが,調べものなんかAIで十分だろ,とか言われかねない。 しかし,機会があれば図書館レファレンスのスゴさに気づいてほしいと思っている。
Masayuki MASUDA
2月14日読了時間: 1分


高等学校の確率・統計
知り合いの先生から、「 高等学校の確率・統計 」を紹介してもらった。 本書は、かつて三省堂から出版された教科書と、教員がその教科書を使って生徒に授業を行うための資料とが一冊になって復刻された本であると聞いた。 現物を見せてもらったが、かなりのページが後者に割かれていて、非常にめずらしい書籍だと思った。 ようするに、数学教育のプロの舞台裏を見ることができるのである。いまから楽しみである。 ただ、こうした本も需要がなければあっというまに絶版になるだろう。あまり本を増やしたくはないが、躊躇なく買うべき本もあるのだ。
Masayuki MASUDA
2月7日読了時間: 1分


自己啓発本を読んで目に留まったこと
普段、ほとんど足が向かない自己啓発コーナーで「 GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 」を 立ち読みをした。急に成功欲求が高まったわけでない。 日本ではあまりみかけないが、アメリカでは学者がこういう自己啓発本を書くのか、と思いながらページをめくらせてもらった。 目に留まったのは、次の2つである。 「人間の見極めは、その人にとってまったく利益にならない人に、その人がどのように振舞うか」 「見る人がみれば、真っ先に自分の利益を優先させる「テイカー」は、Facebookの発信ですぐにわかる」 だが、わざわざ気鋭の心理学者に言われるまでもなく、多くのひとはこれらに気づくだろうとも思った。 ただ、大変評価の高い本なので、じっくりと読めばたくさんの学びが得られるに違いない。 ********************* Amazon商品の説明より 「ギブ&テイク」とは、この世の中を形成する当たりまえの原理原則に思える。 しかしこれからの時代、その“常識”が果たして通用するのかどうか 著者の問題提起が、アメリカで大論議を巻き起こしている。 人間の3
Masayuki MASUDA
1月31日読了時間: 2分


たとえザルで水をすくうがごとくであったも続ける
「 科学論文の英語用法百科 第2編: 冠詞用法 」は,かつて英語の基礎トレーニングとして読んだ本である。冠詞ほ本当にわからないが、人生最後と思って覚悟を決めて取り組んだ。 本書のはじめに、冠詞用法が日本人にとって特に難しい理由として、その基盤となる概念の中に日本語には存在さえしないものがあるから、と書いてあった。難解なわけである。 たとえ難解でも、毎日1ページ読めばいつか終わると思って読み切った。しかし、毎度のことだが、どんな勉強も記憶に残らないのがつらい。まさにザルで水をすくうがごとくである。 でもそれを考えたらやっていられないのだ。記憶の定着はすっぱりとあきらめることである。シニアの学習は、そういったあきらめも許容しながらでないと続かないだろう。 自分に失望することなく、淡々と歯を磨くがごとく毎日やるのみである。
Masayuki MASUDA
1月24日読了時間: 1分


誰が何を論じているのかー現代日本の思想と状況
やや古い本だが,本書は著者の小熊先生のバケモノぶりがよくわかる。 分野も問わず膨大な論考を読んで,ありとあらゆる現代日本の課題に切り込む知性は本当にすごい。 世の中には,単に地頭がいいとか,そのような言葉で形容できない優秀な人がいることをヒシヒシと感じる。 しかしそんな著者だって,才能だけで執筆しているわけではない。 本書を執筆にするために,本を読んで膨大なメモを地道にとりながら情報を生産しているのである。すなわち,知的生産の技術を使っているのだ。 ともあれ,4000円も出せば,著者のような傑出した人物の考えに触れることができるのである。読書は安いと言わざるをえない。
Masayuki MASUDA
1月18日読了時間: 1分


学習の習慣化への挑戦
ささやかであるが,新年から新たな英語学習を開始した。今回は「 決定版 英語シャドーイング 」という書籍で,初 めてシャドーイングなるものに挑戦している。 シャドーイングが英語学習で効果的であることは実証済だろう。しかし僕自身はずっと遠ざけてきた。テキストを使ってコツコツと取り組む学習はいいのだが,発声が伴うような負荷の高い学習がとにかく苦痛なのである。 しかし一皮むけるためには,苦手な方法にもチャンレンジしなければならない,と思いを新たにした。 あとは,どこまで継続できるかである。ずっと取り組んでいる単語学習はいよいよ3年目に入った。地道にやってきてこれまで9千語近く覚えた。 生成AIに英語学習の継続率を聞いてみたところ,以下の回答が得られた。 継続期間 継続率の目安(推定) 1か月 約20〜40% 3か月 約15〜30% 6か月 約15〜45% 1年 約5〜20% かなり幅のある回答であるが,1年後に継続できているのは1割くらいである。簡単ではないが挑戦したい。
Masayuki MASUDA
1月10日読了時間: 1分


分析結果を読み解く洞察力
「 統計学が最強の学問である[ビジネス編]――データを利益に変える知恵とデザイン 」で紹介されたシステマティックレビューの結果で「言語的知能が高い人ほど営業成績が低い傾向にある」というのがあった。 そうなると営業部門は,言語テストの成績の低い人間を取れば良いということになる。でも著者のビジネスパートナーの営業のプロフェッショナル氏は次のようなことを言った。 ******* 言語知能が高い営業担当は,製品の機能やメリットについて十分な説明ができる。お客さんもそれに関心があるが,いくら説明を聞いても意思決定の不確実性はぬぐえないものがある。 だから上手に説明されるより,何かトラブルが起こったときの対応が信頼できるかどうかのほうが大事なのかも知れない。 ******* 著者の示唆は,言語的知能が高かろうが低かろうが,言語に頼らずに信頼を得るための非言語コミュニケーション方法についてトレーニングしたりすればいいのでは,というものであった。 結局,分析結果を読み解く洞察力がないといけないんですね。そうでないと施策を誤ってしまうから。
Masayuki MASUDA
1月4日読了時間: 1分


SPIに対応するための算数
以前、SPI対策について大学生に相談を受けた。非言語系が苦手だとういうのだ。そこで僕自身がSPIの問題集を2冊ほどやってみた。 ありがちなのが、たくさん問題を解いて慣れたほうがいい、というものだが、これは役に立たない。そもそも問題が解けないから苦手なのだから。 そんなことを考えていて出会ったのが「 一番使える 〔小学算数〕わが子の「なぜ?」にスッキリ答えられる本 」 である。 SPIに頻出の問題、たとえば食塩水、旅人算、展開図などの問題が、とにかくわかりやすく解説されている。大学生なら間違いなく理解できるレベルである。 なので、本書は小学生の子を持つお父さん、お母さんだけでなく、大学生のご父母にもご一読いただく価値があると思う。 心地よいアタマの体操になると思う。
Masayuki MASUDA
2025年12月20日読了時間: 1分


読んでいない本について堂々と語る方法
「 読んでいない本について堂々と語る方法 」は前から気になっていたが,ついに書店で立ち読みすることができた。 僕などは,もともと読むスピードも理解のスピードも遅くて,何度も返り読みしないと頭に入らないタイプだ。なので,たくさん読もうと思ったら,いちいち精読なんてしていられない。 だから気になるところだけ拾い読みして,自分勝手に理解するだけである。 本書の内容説明に,「テクストの細部にひきずられて自分を見失うことなく、その書物の位置づけを大づかみに捉える力こそ、「教養」の正体」とある。 僕のやり方だって負い目を感じる必要なんてまったくないということがわかった。 本書はどこが美味しいところだかまったくわからなかった。というか,難しくて理解ができなかったといったほうがいいだろう。 こういう場合は買って正面から向き合うか,このまま逃げるかどちらかである。 ************* 内容(「BOOK」データベースより) 本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ―大胆不敵なテーゼをひっさげて、フランス文壇の鬼才が放つ世
Masayuki MASUDA
2025年12月13日読了時間: 2分


動機はいくつもあったほうがいい
おとなの小論文教室。 の著者はベネッセコーポレーション小論文編集長を長く務めた人で、高校生の考える力・書く力の養成に尽力してきた。 「考えることはすなわち『問い』を発見することである」として、考える方法を教えてくれる。 「問い」を作ること自体は簡単なことではない。しかし、著者はその「問いのつくり方」そのものに言及してくれる。 たしかに、著者の本を2冊読んでみて、相当のトレーニングは必要だけれど、技術を磨いて熟練することで良い問いを生み出すことは可能に思えた。 ただ技術を磨くにせよ動機が必要だろう。その動機について著者は次のように言っている。 「動機が一つというのはいけない。動機はいくつもあったほうがいい。不純なものも含めて排除しない」 本書で紹介されているが、「いろいろな動機に支えられている学習者というのはなかなかくじけない」という主張もある(市川伸一著「学ぶ意欲の心理学」PHP新書)。 これを読んで自信がついた。動機がなんであろうと気にせずに、自分が成長するための推進力にすればいいのだと。 来年もがんばりたい。
Masayuki MASUDA
2025年12月6日読了時間: 1分


勉強しないと心が栄養失調になる
子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの? と質問されて、しっかりと答えられる大人がいったいどれくらいいるか。 自分もまともに答えられる気がしなかったが,日本を代表する知識人たちの答えはさすがだった。 とくに瀬戸内寂聴さんの言葉は一生の宝物になった。本が東京の家にあって手元にないのでうろ覚えだが,以下のような内容だったと思う。 勉強しないと心が栄養失調になる。心が栄養失調になると,自分がどんなときに嬉し いのか,どんなときに悲しいのかさえもわからなくなる。自分だけでなく,他人の気持 ちもわからなくなる。そういう人のことを馬鹿という。 ちょっときつい言い方であるが,そのとおりなのだろう。すでに絶版だが中古で安く買えるので,人はなんのために学ぶのかについて,省みたい向きにはおすすめの一冊である。
Masayuki MASUDA
2025年11月29日読了時間: 1分


心ゆさぶられる良書
平林正樹著「逆境を越えてすすめ 中小企業の経営者列伝」 は,中小企業の経営者たちの生きざまを描いた良書である。心が揺さぶられた箇所がたくさんあった。 しかし僕自身にはそれらを表現する力量もないので,経営学の視点で関心をもったところについて,若干表現を変えたうえで,自分自身の感想を述べたい。 ・大いなるローカリゼーションこそグローバルでの存在意義 グローバルで評価されたいのなら,ローカルを極めたほうがいい。たとえば,海外から評価される日本文化は,ローカルの極みのようなものが多いだろう。もちろんローカルに閉じこもっていては,良さは伝わらないので発信力は重要であるが。 ・社員があって,お客さまがある 顧客に優良なモノやサービスを提供し続けるためには,社員がいきいきと力を発揮できる組織でなければならないだろう。顧客のことを本当に大切に思うのなら,まずはその担い手である社員と組織を考えるべき。 ・社員の意見を聞いて経営理念を作れ 本書によれば,人は何のために働くのか?会社とは何なのか?という問いの答えは,「豊かな人生を追求する場である」というものであ
Masayuki MASUDA
2025年11月23日読了時間: 2分


世界基準の歴史のモノサシ
時を刻む湖――7万枚の地層に挑んだ科学者たち を読めば福井県の水月湖に行きたくなるはずである。 水月湖の湖底から採取した45mのコアが,7万年分のときの刻みをあらわす。本書はこれを調査することで,世界基準の歴史のモノサシを作った研究者たちの記録である。 途方もなく地道な,しかしロマンあふれる挑戦の記録だ。こうした素晴らしい科学の成果を誰にでも読みやすく執筆してくれていて本当にありがたい。 同じ岩波科学ライブラリーから,こんな本も出ている。タイトルで少し引いてしまうかも知れないがレビューに違わない良著だった。 岡田匡著「糖尿病とウジ虫治療―マゴットセラピーとは何か amazon内容紹介より転載************** 2013年、水月湖が過去5万年の時を測る「標準時計」として世界に認められた。その真の意味とは? 「物差し」となった、世にも稀な土の縞模様「年縞」とは? ひとりの若き研究者が描いた夢を発端に二十数年、研究チームはどのように広がり花開いたか。国境を越えた友情、ライバルとの戦い、挫折と栄光とを、当事者が熱く語る。
Masayuki MASUDA
2025年11月15日読了時間: 1分
本当のことをいう人は嫌われる
いまから10年以上前に読んでとても気持ちをゆさぶられた本である。 「唯徒(ただいたずら)に聖戦の美名に隠れて・・・」の名演説で、軍国主義を真っ向から批判した稀有な政党政治家の評伝である。 明晰な頭脳、勇気、正義感、バランス感覚など、いまの時代にもっと語り継がれるべき傑出した人物だと思うが、なぜかあまり聞かない。 本当のことをいう人は、ときに煙たく嫌われるのだろう。この本もすでに絶版で、アマゾンでとんでもない値段がついている。残念である。 ************ Amazon内容(「BOOK」データベースより) 斎藤隆夫の名は、二・二六事件当時の軍部の独裁を批判した一九三六年の「粛軍演説」と、四〇年の「支那事変処理に関する質問演説」で政府に厳しく迫り衆議院議員を除名されたことによって知られている。
Masayuki MASUDA
2025年11月8日読了時間: 1分


砂糖の貿易で理解する世界史
「 砂糖の世界史 」という本がある。この本を読むと、近代史の一部を無理なく理解することができる。 歴史というと、反射的に暗記という言葉をイメージする大人は多いかもしれないが、流れのなかで理解できると本当に楽しい。 著者の川北先生は、「イギリス近代史講義(講談社現代新書)」という本も書いている。こちらは「世界で最初の工業化がなぜイギリスでおこったのか」という問題を、都市化の進行を切り口に説明してくれている。こちらもおすすめ。 Amazonの「BOOK」データベースより抜粋**************** 茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖。この、甘くて白くて誰もが好むひとつのモノにスポットをあて、近代史の流れをダイナミックに描く。大航海時代、植民地、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命―教科書に出てくる用語が相互につながって、いきいきと動き出すかのよう。
Masayuki MASUDA
2025年11月1日読了時間: 1分


安易な「●●力」という表現に気をけよう
「 元気な中堅企業の人材マネジメント 」では、中堅企業におけるユニークで卓越した人材育成の取り組みがたくさん紹介されている。 たとえば、誰もが知る有名企業ではないが、月に一度の勉強会を何十年もやり続けることができる会社がある。 「時代の変化に押し流されずに、進化し続けるスキルがある」というのが、その会社の理念のひとつだそうだ。 短期業績主義とは反対の発想で社員教育に取り組んで、優れた技術者を多数育てている。 一方、本書では、口では能力主義を標榜しながら、また社員や応募者の能力不足をいいながら、「どの職場、どの職務、どの職位にどのような具体的な能力が必要なのか?」考えずにいる企業が多いと指摘する。 安易に「〇〇力」などといって、やたらと「力(りょく)」をつけて話を曖昧にしないように気をつけたい。
Masayuki MASUDA
2025年10月26日読了時間: 1分
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