営業は科学(サイエンス)であり技術(アート)である
- Masayuki MASUDA
- 2月10日
- 読了時間: 2分
「クラクションを鳴らせ!変わらない中古車業界への提言」を読んだ。アマゾンのレビューがすこぶる高い本である。
前半は営業論ともいうべき内容であった。僕も営業経験があるが,著者の示すような考えた方に則っておらず,まったく成果をあげるられなかった。
著書は商談は順番が9割を占めるとして,その重要性を説いている。順番とおおよその内容を要約すると以下のとおりである。
1.初対面で「安心感」を与えること。
2.アイスブレークで「信用の壁」を打破すること。
3.情報収集で「提案の幅を広げて選択肢を増やしてもらう」こと。
4.差別化で「競合よりも優位に立つ」こと。
5.車種選定で「この車がほしい」と思ってもらうこと。
6.クロージングでは「希少性の原理と損失回避の法則」をつかって時機の壁を突破すること。
勉強になったのは,クロージングまでに「お客さまの違和感をすべて取り除くこと」と「お客様が選んだ1台にしておくこと」という点であった。
そのうえで,即決してもらうための基本原則として,①「希少性の原理(いま買わないと他人に取られる)」や,②見積もり金額の端数削除,③試乗という流れで,お客様の背中を押すのである。
このように考えると,営業は科学(サイエンス)であり,また「この人から買いたい」と思わせる技術(アート)であると思う。
本書の後半は,筆者のこれまでの中古車販売会社での苦闘のストーリーである。多くの読者は,こちらのほうに心を打たれたと思う。
ストレートと誠実な語り口は人を惹きつける魅力がある。個人としてもマネージャーとしも魅力的な人物であることがよくわかるのである。
現在はビックモーターを退職して,自分で事業を立ち上げて大成功しているようであるが,筆者ほどの力量があれば,それも十分にうなづける。とても勉強になった。

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