ご機嫌な習慣
- Masayuki MASUDA
- 5月3日
- 読了時間: 2分
久しぶりに大型書店にいって,松浦弥太郎著「ご機嫌な習慣」を買った。歳を重ねて,いつも機嫌よく過ごしたいという思いから,このような本をに惹かれたのだろう。
著者の本は初めて読んだが,高名なエッセイストで暮らしの手帖の編集長を務めた方だけであって,語り掛けるような口調が伝わってきて心地よかった。
著者が実践している50代からのご機嫌な習慣にひとつに時間の使い方があった。仕事と暮らしにおいて,体力的にも午前中の時間の使い方がポイントになると考えた著者は,「疲れることは午前中に」を合言葉に,一日でやるべきことを午前中に済ませるようにがんばっている。
仕事のコントロールをすべて自分の意思で行うことができない勤め人がほとんどなので,難しいかも知れない。しかし,疲れることを午前中にやるにように心がけることはできるだろう。
たまたまだが,僕自身もこの数年はこのことを心がけて疲労を軽減している。一日の後半に重い仕事があると寝つきが悪くなって,翌日に疲労を持ち越してしまうのだ。
もうひとつ著者がアメリカ時代に学んだ一番大きなこととして「即答」することを挙げている。
即答とは,聞かれたことについて早く答えるということではなく,仕事や暮らしにおいて,やってきたチャンスを逃さない心持ちであり,知恵であり,感謝の姿勢だと著者はいう。
チャンスをつかみたいなら「即答」しかない,と著者は言い切る。これをアメリカにおける実体験によって著者は学んだ。
これも偶然だが,僕自身も反射的に「即答」することが多い。もともと思慮深くない性格で,直感でものごとを決める癖があるので,結果として即答になるのである。
即答のおかげでたくさんのチャンスをいただいてきた。失敗も多く,チャンスをものにしてきたとまではいえないが,不思議と後悔などは一切ない。おそらく残りの人生も「即答」でいくのだろう。
たまにはエッセイなどもいいものである。

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