サイエンスとアートの力を磨いて、よりよい選択ができるようにする
- Masayuki MASUDA
- 2024年8月3日
- 読了時間: 2分
小野荘彦著「経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術」を読んだ。
本書は、5000人超のグローバルカンパニーのトップマネジメントを目利きしてきた最上級ヘッドハンターの人を見抜く、見立てるノウハウが書かれたものである。
それにしても、この5000人という数字は途方もない。平日に一日ひとり面談しても20年かかる。
それはさておき、本書で印象に残ったのは、人を見立てる際に「伸びしろ」に注目すると主張しているところである。
筆者の勤務したグローバル企業が、ハーバード大学などともに長年科学的にリサーチして2014年に初めて世界に公表したコンセプトとある。
これをポテンシャル・モデルと呼んで、人間の器の大きさ、伸びしろを4つの因子で測ることができるとしている。4つの因子とは、①好奇心、②洞察力、③共鳴力、④胆力である。
そして見るべきは、これらの能力ではなくエネルギーで、対話からいろいろな情報を得ながら「この人からはこのエネルギーが強いな」と感じとっていくそうだ。
これを科学的と言っていいのかわからないが、たしかに他者との対話のなかで、ある種のエネルギーを感じることはあるだろう。
人材の評価は難しい。簡単に科学的に解決できるものでもないので、これからもいろいろなかたちで提案がなされていくはずである。
個人と組織が、サイエンスとアートの力を磨いて、よりよい選択ができるように実力をつける必要があると思う。

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