勉強するとキモくなる(がそれでいい)
- Masayuki MASUDA
- 10月5日
- 読了時間: 1分
「勉強の哲学 来たるべきバカのために」は冒頭からとても面白かった。
著者は、勉強とは自己破壊で、勉強はむしろ損をすることだと思え、と言っている。一般的なアドバイスと正反対でいい。
なぜ損をするのかというと,勉強とは,かつて「ノっていた自分」をわざと破壊するので,結果として「ノリが悪い人」になることだからだという。
たしかにそうだろう。勉強に没頭していると,他者から飲みに誘われても,家族から旅行に誘われても行くことができない。結果としてノリが悪い人になる。
なので,いまの生活でそれなりに楽しくやれている人は,ノリをわざわざ壊す勉強なんてお勧めしない,ということなのである。実に面白いアドバイスである。
思わず笑ったのは,勉強すると環境から「浮く」ような語りが宿るので,結果として「キモい人」になるという。
こんなにネガティブなこと書いて,いったい誰が勉強に向かうのか?少なくとも僕は,周囲からどんなに孤立してキモいと言われようとも一生やるつもりである。

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