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ボーイング747を創った男たち: ワイドボディの奇跡

執筆者の写真: Masayuki MASUDA
Masayuki MASUDA
7月4日
読了時間: 2分

ボーイング747を創った男たち: ワイドボディの奇跡」には、もともと軍用機志向だったボーイングが、現在のような強大な企業に発展したきっかけの一つは、自前の空洞実験設備をもったことだったとあった。


この投資も大きな賭けだった。一歩まちがえば、過剰な投資で倒産していたに違いない。


それにしても航空機の製造は本当に難しい。数百万点の部品を必要として、それらの製造がほんのわずかの誤差しか許されず、いかなる精密技術をもってしても、コストを厳密にはじきだすことができないとある。これは博打以外なにものでもない。


僕が注目したのは、ボーイングが同社の天才エンジニアといわれたジョージ・シェアラーが、自らのもとで長期にわたって、才能ある若きエンジニア集団の人材育成に心血を注ぎ続けてきたということだ。


シェアラーは、採用したエンジニアたちに、オフィスから自分を追い出すような(才能のある)人材を求めている、といって優秀な技術者を求めた。将来性のあるものは、じっくりと見守って、ときには親代わりとなって面倒をみたそうである。


航空機製造業は、技術開発も航空会社と交渉も綱渡りの連続で、読んでいるこちらの胃が痛んだ。そして事業運営には、サイエンスだけでなくアート(感性のようなもの)が必要だということがわかった。


たとえば、設計や交渉でもなんでもいいが、責任者を誰にまかせるか?これはまさしくアートの世界だろう。また、巨大なリスクをとって、空洞実験設備を自社でもつかどうかの判断もアートの世界だろう。


言語化・数値化しにくい直感やセンスに基づく判断力を身につけられるようになりたい。



 
 
 

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