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世界基準の歴史のモノサシ

  • 執筆者の写真: Masayuki MASUDA
    Masayuki MASUDA
  • 11月15日
  • 読了時間: 1分

時を刻む湖――7万枚の地層に挑んだ科学者たちを読めば福井県の水月湖に行きたくなるはずである。


水月湖の湖底から採取した45mのコアが,7万年分のときの刻みをあらわす。本書はこれを調査することで,世界基準の歴史のモノサシを作った研究者たちの記録である。


途方もなく地道な,しかしロマンあふれる挑戦の記録だ。こうした素晴らしい科学の成果を誰にでも読みやすく執筆してくれていて本当にありがたい。


同じ岩波科学ライブラリーから,こんな本も出ている。タイトルで少し引いてしまうかも知れないがレビューに違わない良著だった。


岡田匡著「糖尿病とウジ虫治療―マゴットセラピーとは何か


amazon内容紹介より転載**************


2013年、水月湖が過去5万年の時を測る「標準時計」として世界に認められた。その真の意味とは? 「物差し」となった、世にも稀な土の縞模様「年縞」とは? ひとりの若き研究者が描いた夢を発端に二十数年、研究チームはどのように広がり花開いたか。国境を越えた友情、ライバルとの戦い、挫折と栄光とを、当事者が熱く語る。


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