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昇進の階段を上がるほど一次情報を得にくくなる

  • 執筆者の写真: Masayuki MASUDA
    Masayuki MASUDA
  • 2024年9月21日
  • 読了時間: 2分

反対尋問」という本がある。これは20世紀の前半に書かれたもので、序文で「(著者が)弁護士なる息子たちに贈る」と書いているとおり、反対尋問の技術論と事例集である。


なんで僕がこのような本を持っているのか、いまやまったく思い出せない。買った当時は絶版で古本だったことは覚えている。現在はちくま学芸文庫から復刊されている。


面白かったのは、証人になると誰でも誇張しがちなもので、誓って事実だといっても拡大したり縮小したりするとか、証人は後になると自分で見たものと他人から聞いたものが、頭のなかで混じり合ったり、表現の仕方に混乱が起こる、と書いてあったところである。


たしかに、実務の現場でも人から人へと情報が伝わっていくなかで、誤差が積み重なるためか、結果として事実とかけはなれた内容になっている、と感じることがある。


こうなると訂正するのは難しい。なので、凄腕の刑事さんや調査屋ではないが、労を惜しまず一次情報にあたらないといけない。


とくに昇進の階段を上がっていくと、現場から遠くなるので手に入る情報源は直属の部下や気心の知れた者などに限られくる。そうなると情報の真偽については注意が必要になる。


極力、自らの手で一次情報を得らるようしたほうがいいと思う。僕にはまったくその心配がなく、いつもありがたく一次情報を得ているが、あらためて情報の評価や解釈というのは、その人間のバイアスだらけであることがわかる。




 
 
 

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