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批判的な精神を忘れず

  • 執筆者の写真: Masayuki MASUDA
    Masayuki MASUDA
  • 6月28日
  • 読了時間: 2分

日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか」を読んだ。 著作権というのは、厳しく守られているもの、という印象を持っている人は多いのではないか。


僕はJASRACがなんとかした、というニュースを見るたびそれを感じてきた。


無論、著作者の権利の保護は大切だが、同時に公正な利用も(つまり著作権の制限)も大切なので、こういう問題はやっかいだと思っていた。


ぼんやりとした問題意識だけだったのだが、本書を読んで目が覚めた思いがした。


本書のあとがきに論点が書かれているので、SNSでつながっているみなさんに紹介したい。


・日本の著作権がどんどん厳しくなっている

・著作権法の改正にかかわっているのは、ごく限られたひとたち

・厳しい著作権をむやみに外国に広げることは、文化の伝播を阻害する

・法改正に向けての議論は閉ざされていく傾向

・市民は法改正の議論に関心を持ち発言するべき


僕たちの知らないところで、このような状況があるとは知らなかった。

著者の山田先生はこのように言っている。


「気がついてみたら、わたしたちの社会はとんでもない基盤の上にできあがってしまっている。(中略)難しいことなので専門家まかせにしているという意味では、原子力も著作権も同じではないだろうか。」


著者は大学の先生だが、本書を読んでジャーナリストみたいだと思った。

実際、そういった指摘を受けることがあるらしい。


でも著者は、「研究者の世間知らずよりも、ジャーナリズム大いに結構。狭い殻にこもった研究より、ジャーナリズムのほうが社会に果たす役割は大きい」と言っている。


あっぱれである。著者のようにはできないが、批判的な精神を忘れずにいきたいものである。


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