自分の能力を開発することを辞めたくない人に
- Masayuki MASUDA
- 9月16日
- 読了時間: 1分
「サバイバル英文読解―最短で読める! 21のルール」を手にとったのはいまから7年も前だった。すいぶんとお世話になった関先生の当時の最新作だった。
それまでは,先生が受験生向けに書いている本を読んできたが,本書は完全に大人向けて書かれたものだった。
当時とくらべて,英文を読むハードルは格段に下がった。というか,翻訳ソフトやAIなどが当たり前になり,読む必要がなくなったという人も多いだろう。
いまからわずか7年前であるが,英語学習のうち読解で苦労している人は一定数いた。著者の関先生は,とかく英語学習で語れられがちな根性論と精神論を徹底的に排除するために本書を執筆した。
「学習者の負担を減らすことが英語指導の本質だ」と言い切る先生は本当にかっこいいと思った。
「この本で得たスキルを、ぜひ洋書でも英字新聞でも、論文でも資格試験でも、各自に必要な場面で使ってみてください」と先生はいう。
翻訳ソフトやAIがどれほど普及しようと,僕は自分でガシガシと英文を読んでいきたいと思っているのである。
もちろん便利なツールは最大限活用する。しかし,自分の能力を開発することも辞めたくないのである。
そんな諦めの悪い大人のみなさんに手にとってほしい一冊である。

コメント