越境学習のすすめ
- Masayuki MASUDA
- 2024年6月1日
- 読了時間: 2分
「臨床研究の道標(上・下)」健康医療評価研究機構(2017)という本を読んで、越境学習の大切さを知った。
本書は、「漠然とした疑問を研究へと昇華させるためのステップ」が書かれている。
主な対象は医師であるが、歯科医師、薬剤師、看護師などにも読まれているらしいし、僕のような医療以外の分野の人間も参考にしている可能性がある。
僕もかつて迷いに迷って本書にたどり着いた。それは自分の知りたかったことが、自分が関わっている分野では見つからなかったからである。
本書に出会って目から鱗が落ちた。自分の知りたかったことがばっちり書かれていたからである。普通ならまったく出会うことのない医療分野に答えあったのでとても驚いた。
そのとき学んだのは、「分野を超えて興味や関心持つこと」が大切だということである。つまり、自分の疑問は他の分野の人がとっくに解決している可能性があるからである。
実務の世界に置き換えれば、他業種に自ら出向いて学ぶということである。経営学で流行りの越境学習ということになるのだろう。
本書は、臨床研究のための道標であるが、「研究」という言葉を使うと、多くの人には関係ない話のように思うだろう。
しかし本当にそうだろうか。
実務の現場でも、ある結果が生じた要因を調べたり、マーケティング・リサーチで需要予測などを行うことは珍しくないだろう。
対象こそ異なるが、これらはほとんど研究のプロセスと同じである。ここに実務家が腰をすえて「研究」デザインを学ぶ価値があるように思う。

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