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  • 執筆者の写真Masayuki MASUDA

「富」と「幸福」

アメリカの著名な個人投資家「ナヴァル・ラヴィカント」がSNSなどで発信してきた言葉を集めた本から学んだ。

類書が見当たらないくらい個性的で鋭い言葉の数々にたくさんの刺激を受けた。


まず「富」であるが,富を生むための努力量よりも努力の方向性が重要であると説く。また,事業を小さくてもいいから所有せよという。その理由は,所有権を持たないと,投入した時間や労力に比例した報酬しか得られないからである。


次に「幸福」について。幸福の定義はいつも変化しているのだそうだ。いまの段階では「素」の状態が幸福だという。つまり欲望のない状態で,とくに外的なものへの欲望がない状態がナヴァルにとっての幸福なのだ。欲望が少ないと,物事をあるがままに受け入れることができるし,心が雑念で揺れ動かなくなるからだそうだ。


自分の子どもに1つか2つ信条を伝えるとしたら何を伝えるか?という問いに対して,第一に「読め」,第二に「数学と説得のスキルをみにつけろ」だと答えている。


前者は,読めるものは何でも読め。恋愛小説でもコミックなんでもいい。駄本なんて一つもない。片っ端から読んでいくと,そのうち目が利くようになってきて,読むべきものや読めるようになりたいものに自然に導かれるからだとした。


そして,60日間で頭脳明晰になる方法として,数学,科学,哲学の偉人たちの本を読めと言っている。まわりに同調するな。社会的承認より真実を優先することを薦める。


後者のうち数学のスキルは,お金を稼ぐこと,科学を学ぶこと,ゲーム理論,投資,コンピュータを理解するための中心的な知識になる。説得のスキルは,仲間を説得して動かすことでより多くを成し遂げられるようになるからだという。

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