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ひとの学びを阻害するプライドの正体

  • 執筆者の写真: Masayuki MASUDA
    Masayuki MASUDA
  • 2024年2月22日
  • 読了時間: 1分

大学生が授業に出席しない理由のなかには,授業に出席してしまうと,「他人よりもガンバらないと知識を修得できないヤツ」であることがバレてしまうから,というのがあるらしい(橋本努,2013)


なので,学問をすると,自分のプライドが傷つけられると考えており,だから授業にはあまり参加しない。その根底には,自分は「勉強しなくても頭がいいひと」であるとみんなに思われていたい,というプライドがある。


これが,ひとの学びを阻害するプライドの正体の一つであろう。


「頭がいいひと」への潜在的な憧れは,世の中の書籍,たとえば「頭がいいひとが・・・・」や,テレビ番組で「東大生」といったワード冠したものがあることからも窺える。


橋本(2013)では,余計な見栄を消し去ってくれる人やプライドを打ち砕いているくれる人と出会い,中身のないプライドを捨てて,「知的恥じらい」を持つことを勧める。


それは,人間というのは知的な恥じらいをもってはじめて,知識を「渇望」するようになるからなのである。


他国とくらべて,日本のビジネスパーソンは自己啓発に取り組んでいる割合が低いのも,

昇進・昇格,転職などにさほど効果がないことに加えて,こうしたプライドが学びを阻害している可能性がある。





 
 
 

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