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  • 執筆者の写真Masayuki MASUDA

優れた人材はいかにして高い能力を身につけることがでにきたのか

中小企業における人材育成・能力開発」という本に、中小企業における人材ニーズについてのアンケート結果があった。


そのなかで、「社内でどのような役割を果たす人材を必要としているか」という問いに対しての回答は以下のとおりであった。


1.部下や後輩に指示や助言を与えながら仕事をさせられる人材

2.職場で最も難しい仕事をこなせる人材

3.営業拡大や顧客開拓を進められる人材


業種によってバラツキはあるが、これらのレベルの人材に不足を感じている傾向が強いことが示されていた。


とりわけ、1.部下や後輩に指示や助言を与えながら仕事をさせられる人材が部不足していると感じているいる業種は、老人福祉サービスの介護職員(ヘルパー・ケアマネージャー)で、次いで情報サービスのシステム・エンジニアであった。


この二つの業種に共通しているのは慢性的なヒト不足だろう。おそらく一人ひとりの従業員が多くの仕事をかかえていて、リーダーといえども、経営者の求める水準で部下や後輩の面倒をみる余裕などない可能性がある。


しかし冷静に考えれば、1から3を充たすような人材は相当なレベルの職業人であり、組織の内部で簡単に育てられたり、外部からすぐに確保することなどできないだろう。


このような人材を「優れた人材」と定義すれば、いかにして高い能力を身につけることがでにきたのかが、気になるところである。


個人の資質もあるだろうが、おそらく一人では身につかないので、優れた上司・先輩の存在や、成長を促す職場環境があったのではないかと想像する。


そうした豊かな周辺環境があって人材が育つ、ということも一定程度説得力がありそうだ。




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