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  • 執筆者の写真Masayuki MASUDA

子育てとは「心配を信頼に変える旅」

たまたまテレビで著者の成田奈緒子先生を見る機会があり、その際の子育てアドバイスがとても刺さったので、著作「高学歴親という病」を手にとった。


大学教員で医師でもある成田先生は、子育て支援事業「アクシス」を主宰して、たくさんの親子を支援してきた。


そこで出会ってきた「学歴偏重主義」に陥った親御さんの事例を元に本書が書かれている。タイトルが刺激的だが、「高学歴親」がダメというわけでなく、そうでない親も含めて、いわゆる「学歴偏重主義」に罹ってしまった人たちのことを言っているのでる。


成田先生は、子育てとは「心配を信頼に変える旅」だとして、子ども信頼できない理由を3つ、①完璧主義、②虚栄心、③孤独としている。


このほか、子育てを自分の人生に対するリベンジのように捉える「リベンジ子育て」や、脳を育てる順番を間違えた「早期教育」の弊害が語られている。


実は成田先生ご自身も、親から信頼されない子どもの一人であった、という過去を語っている。恐らく先生ご自身の体験が、子育て支援に向かわせているのではないかと思った。


成田先生は、親が「いつも明るくご機嫌」でいることや、子育てのための「極太の軸」を持つ必要性を説いている。


たとえば、何かが起きたときに、親が「えーっ」と不安な顔を見せるのと、「いや、あなたなら大丈夫」と信頼を寄せるのでは雲泥の差だという。


わが家の子育てはとっくに終了しているが、本書で学んだ内容は別の機会で大いに応用できると思っている。




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