学びが足りない中高年の再就職はどうなるのか
- Masayuki MASUDA
- 2024年8月25日
- 読了時間: 2分
川喜多喬著「産業社会学論集4」を読んだ。
自分自身も中年を通り越して,確実に定年・引退時期が近づいてきた。
同期の友人たちも,「役職定年」だとか「転籍」したという話もめずらしくなくなった。
本書は,50~59歳(男性)を対象とした大規模アンケート調査の結果をまとめたものである。
質問項目に「前職を辞めた直後は,再就職についてどのような考えを持っていたのか」というものがある。
もっとも回答が多かったのは,「多少は時間がかかっても,満足できる仕事を探すつもりだった」(47.5%)であった。
また,「就職に役立つと思われるあなた自身の長所,あるいは得意なもの」について複数回答で問うと,「コツコツとまじめに仕事ができる」(68.8%),「休まずきちんと仕事をする」(56.1%),「職場での協調性がある」(54.3%)などが多かった。
50~59歳の離職者が自信を持つ能力は,専門知識よりも勤労態度であることがわかった。
さらに,「再就職に向けて勉強しているかどうか」を問うと,「勉強している」と回答した割合は18.1%で,「勉強していない」の77.3%を大幅に下回った。
いったいどのくらいの中高年が,満足のいく仕事に就けたのかはわからない。しかし,準備が不十分では,その先も思い通りにはならない可能性は高い。
本腰を入れて職業人としてのキャリアの終盤に向かって,準備・行動に移したいと思った。

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