自分がしたいことは徐々にわかるもの
- Masayuki MASUDA
- 2024年11月30日
- 読了時間: 2分
15歳からの人生戦略: ドラッカー経営大学院教授の「未来をつくる」授業,という本を読んだ。
著者は,ドラッカースクールで「未来をつくる」という授業を行っている。
本書の対象は,進路選択の岐路にある高校生から,なにか新しいことを始めたいと考えている大人たちと幅広い。
本書のなかでは,自分を知るプロセスとしてマインドマッピングが紹介されている。僕も無料のソフトを使ったことがあるが,自分を知るという目的で使用したことはなかった。
手順は,以下のとおりである。
1.この2週間くらいのあいだでエネルギーをたくさん感じたり,情熱をもって専念したり,フロー状態になった活動やテーマを書き出す。
2.そのうちの1つを選んで,その活動について思い浮かぶ「言葉」(文ではない)を4つから6つ書く
3.さらにその言葉から思い浮かぶ言葉を書き出す。
4.2~3までの作業を5分くらいで素早く行う。
できあがったものがマインドマップである。中心のテーマから放射状に言葉がつなっているはずである。
そしてマップのもっとも外側あたりに位置する言葉が,自身の心理の深層に近いものという考え方である。
***********
こうした方法をとおして,「自分が本当にしたいことはなにか」を見い出すきっかけを作ることができるかも知れない。
しかし,本書にもあるが,「自分がしたことは徐々にわかるもの」だろう。その事例が紹介されている。
著者と一緒に活動している講師の先生は,ウェルズリー大学という有名なリベラルアーツカレッジで経済学を専攻していた。しかし,授業を受けるうちに経済学が嫌いになり,途中で心理学専攻を変更しようとした。
しかし最終的には経済学専攻にとどまって大学を卒業した。大学卒業後は,ハーバード大学大学院に進学して社会学で修士号を取得した。
そこからさらに専攻を変えて,組織行動学で博士号を取得した。組織行動学といえば,心理学や経営学の分野である。
ご覧のとおり,経済学→社会学→心理学・経営学という流れで変化している。自分のやりたいことが徐々に変わってきたのである。
現在は,リーダーシップ,チームワーク,組織行動学分野で研究を続けているそうだ。日本人の僕からすると,なんと自由で柔軟なのだろうと思う。
日本の若者や社会人も,こうした柔軟性をもって人生戦略を考えて行動できると,より健康的に人生を過ごせると思った。

Comments